2019年度西条YEG会長だった人のブログ

西条YEG 第38代会長・第38回四国ブロック大会西条大会、実行委員長だった高瀬裕介です。時計・宝飾・メガネのタカセを営んでおります。気楽に書きたいと思います。

伊曾乃神社例大祭②


15日の宮出しもそうですが、

16日の御旅所への出発時間も各屋台によって違います。

紺屋町は2時30分に集合し、

3時に御旅所へ出発します。

かき夫は前日の疲労と痛みを味わいながら、

子供達は学校が休みでウキウキで集まってきます。

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道中ではだんじりやみこしと会いながら、

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目指すは西條神社の御旅所。

各屋台が奉納していく中、

紺屋町は毎年だんじりの最終で入り、

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お供だんじりと練ります。

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今年も2台の差し上げが決まり、

小丸提灯が擦りあう距離まで寄せ合います。

自分とこながら感動でした(笑)

 

そして、日が昇ると今度は御殿前へ出発

ここからが面白い。

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酒は進み、担き続けているため妙にテンションが高くなります。

ランナーズハイならぬ、

かき夫ハイ的な感じ。

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担く、唄う、踊る、飲む、また担く。

その繰り替えし。

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道中は馴染の店や人から御花を貰い、

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「頑張りよるな!」

「おかげさまで、今年もええ祭りが出来ています」

そんな会話が飛び交います。

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そして、御殿前に到着。

今年、団長最後の年にやりたかった事が1つ。

だんじりの手投げ。

手差しから上に放り投げます。

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もう何年前だったか、一かき夫として経験していますが、

本当にだんじりが飛ぶんです。

感覚的には、「びよ~~ん」ってくらい。

これをやりたいし、若いかき夫に経験し、

自分たちは出来る!そう自信を持って貰いたかったんです。

 

そして本番。

手差しまでいった時点で、だんじりの中に潜り込みます。

だんじりの中で指揮をするのが、

こういう場では一番声が通ります。

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そして、一呼吸置いて、

「せーの!ソレっ!!!」

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何センチ浮いたのかは分かりません。

でも、たしかに浮きました。

あの瞬間のかき夫の一体感、

やってやったぞっていう高揚感。

もう涙が出そうでした。

https://www.youtube.com/watch?v=KpW7m_nmXRQ

(2時間22分あたりです)

興奮の中、

朝ごはんを食べ一休みをしたら玉津へ出発。

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玉津では例年同級生で集まって飲みますが、

今年は時間が押し、軽く飲む程度しか出来ませんでした。

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来年は飲もうね。

 

そして祭りの終わりを感じる明神木の稲穂道。

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この夕日の感じと、

もう終わってしまう寂しさが何ともたまりません。

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無事に加茂川へ到着し、

川入りを見物。

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そして帰町。

途中で提灯をつけて後夜祭へ。

西条校区全体で祭りの終わりを楽しんだあとは、

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最後の町まわり。

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私が団長として前を歩き、

笛を吹く最後の運行。

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もう、歩きながら泣くのを我慢していました。

「最後やったりましょう!」

と声を掛けてくる皆

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疲労困憊の中、

「団長、まだまだやるよ!何周でも町まわろうや!」

もう最高の仲間です。

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そしてお祭りが終わり

総代から締めの挨拶、

来年からの団長の紹介、

そして町中に響き渡った紺屋町万歳の声・・・

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本当に最高の二日間、

夢のような三年間でした。

紺屋町の皆、

本当にありがとう、

みんな大好きです。

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